血の糸お化け屋敷は金沢の新観光名所
皆さんはお化け屋敷に足を運んだことがあるでしょうか。
遊園地にある昔ながらのお化け屋敷もなかなか風情があっていいですが、最近では五感体験型という新しいお化け屋敷が誕生しています。
そのお化け屋敷は金沢にあります。
聴覚視覚はもちろんですが、触覚さらには嗅覚と味覚にまで刺激を与えてくれるそうです。
2019年4月にオープンして以来、テレビや新聞で13回も取り上げられた地元で話題のスポットになります。
ダイトクコーポレーションと金沢美術工芸大学学生が製作したこのお化け屋敷、もし金沢に観光に行くことがあればぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
このお化け屋敷の概要は次のようなものです。
大徳総合病院は海の見える小高い丘の上にありました。
昭和の初め頃集落のはずれにあるこの病院には、治療を諦められた人や犯罪をおかし病気になった人が収容されてきました。
医院長は治療と称し、新薬を投与したり時には体を切り刻み血の糸を垂らします。
相談する人も居なく、日々一人また一人と実験台にされ消えて行く患者たちでした。
なぜ自分だけがこんな目に合わなければいけないのか、無念の気持ちだけは残されて行きます。
時が流れ廃墟になった病院では、海の荒れる夜には人々のうめき声が風とともに聞こえてくるといいます。
決して興味本位でこの病院に近づいてはいけません。
滴り落ちた血は、やがて怨念となり一度触れると絡みついて抜け出すことができなくなります。